シンガポールから帰国の途に

今日は帰国の日。最後にどうしてもホテル前の東風飲食閣(ローカル中華食堂)の鶏チャーハンが食べたくなり、チェックアウト前に。
11:55にチェックアウト。しかし時を合わせたかのようなシンガポールに来て初めてのスコール。ホテルロビーで30分ほど時間を潰し、Paya Lebar駅へ。時折小雨になりましたが、なんとか濡れずに駅まで来れました。その後また大雨が降っていたのでラッキーでした。こういう時こそ東京アメッシュの威力は絶大だと気付きます。シンガポールアメッシュがあったら…
帰国後ググッたらあったんですねシンガポール版アメッシュ。さすがは先進国。

ところでシンガポールは水不足が深刻なのだそうで、40%をマレーシア(ジョホールバル)から輸入しているそうです。多雨な地域でも国土が狭すぎて貯水量は上がらないとのこと。水不足対策は国家レベルの重要案件なのだそうです。
これは私の個人的な感想ですが、シンガポールの水はまずい気がします。水道水は飲めるようですが、臭いがキツいので飲むのはまず無理。水はすべてペットボトルを購入していたのですが、そのペットボトルの水でもあまり美味しくなかったです。

13:30にチャンギ国際空港T3に到着。上海までの帰国便は深夜日付が変わった0:55発の中国東方航空MU544。搭乗までまだ11時間もあります。中国東方なのでアーリーチェックインは無理かなーと思いつつ、10番ゲートへ。やはりまだカウンターがオープンしてない。と一番奥に一人だけ座っているGSを発見。おそるおそる向かってみると、カウンター上のサインには「Early Check In」の文字が。まあ格安エコノミーなのでダメ元でチェックインできるか聞いてみることにしました。

するとアーリーチェックインできますと。出来なかったらLeft Baggage($4.28)に預けようと思っていたのですが、ラッキー!これでチャンギ制限エリアのプライオリティ・パスが使えるラウンジを利用できそうです。中国東方的にアーリーチェックインカウンターがあるってチャンギだけのサービスなんですかね!?まあAAとかはJFKでセルフにすれば8時間前でもアーリーチェックインはできましたが。

後日調べるとチャンギのHPにアーリーチェックインができる航空会社一覧が載ってました。やはりアーリーチェックインはチャンギならではのサービスなんですね。ところでこの一覧を見ますとTigerAirもできたんですね(トホホ)。AirAsia、JetStarなどのLCCももちろんできるってことです。凄すぎる、チャンギ!プライオリティ・パスホルダーはシンガポール帰路は早めに空港に行くに限りますね!

スーツケースを預け、シンガポール⇒上海、上海⇒成田までの航空券2枚を受取り、無事チェックイン完了。
バンコクへの1度目の出国でセキュリティチェックはボーディング時とわかっていましたので水を持ったまま、イミグレをあっさり通過し、制限エリアへ。

早速、T3の「AMBASSADOR TRANSIT LOUNGE」へ。しかし利用時間はMax3時間とのこと。このラウンジにはシャワーがあるのでフライト3時間前の21:00頃に入ることにし、他ターミナルのプライオリティ・パスが使えるラウンジから攻めることにしました(笑)
チャンギのラウンジを調べていたら、パブリックエリア(一般エリア)にも「HAVEN」というラウンジがひとつあったのですね。しかもターミナル3。これを知っていたらバンコクへ乗り継ぐ際に利用していたのに(トホホ)
結局プライオリティ・パスのラウンジを5つもはしごし(汗)、日付が変わった0:10ようやくボーディング。定刻にフライト。

上海には予定より30分ほど早くAM6:00に到着。久々のTransfer(乗り継ぎ)で浦東国際空港の制限エリアへ。最近はストップオーバーが多いので。
上海⇒成田便まで3時間ほどあるので、ここでも往路で使用した「FIRST CLASS LOUNGE NO.37」ラウンジへ。ショボいのは往路で確認済でしたのであまり驚きもなく。すると7:00に温かいおかゆと焼そばが出てきました。一応温かいものも並ぶんですね。あまり美味しくはなかったですが、乾き系よりはマシです。

9:10 フライトですが、朝は激込みの浦東。お約束の40分遅れのフライトになりましたが、成田には定刻少し過ぎに到着。

14:00 帰りの京成電車の中でiPhoneのSIMを日本のIIJmioに入れ替え、そこで「奥 大介」の訃報を知りました。心からご冥福をお祈り致します。

帰宅後猛烈な眠気も我慢し、U-19日本v北朝鮮戦をTV観戦。PKで敗れU-20W杯の切符も届かず。今日はなんて日だ。

日本はたいぶ涼しくなりましたね。半袖では少し寒く感じるほどになってました。今回は海外保険offには入らずクレカ付帯にしましたが、トラブルもなく無事帰国できました。

なぜシンガポールチャンギ空港は搭乗ゲートで手荷物検査をするのか?

サッカー日本vブラジル戦@シンガポール(2014/10/14)で、初めてシンガポール・チャンギ国際空港を利用したのですが、チャンギの金属&手荷物のセキュリティチェックはイミグレ時ではなく搭乗ゲートに入る際に通るんですね。出国審査時に手荷物検査がなかったので「あれれ、チャンギ、なにげにゆる過ぎないか!」なんて思ってたのですが(汗)。このほうがイミグレの混雑を解消できますが、それだけ検査機器が各搭乗ゲートに必要で人的なコストもかかりますよね!
ただ弊害もあって制限エリアで購入した水などは没収されてしまいます。ラウンジからピックアップしてきた水もここでNGでした。ただし免税店での液体購入はパッキングをしてもらえば通過可能とのこと。
ですのでチャンギの搭乗ゲートのOPENがフライト1時間前と余裕が取られています。セキュリティチェック通過後は搭乗エリアで待機します。設備が贅沢すぎますね。

と最初はこの程度に思っていたのですが、この意味をやっと理解しました。最大のメリットは乗り継ぎ(Transit)にあるんですね。
EU圏の場合なんとか協定で加盟国圏での乗り継ぎ空港では、国をまたいでも国内線と同じ感覚で到着エリアが出発エリアで同じですよね。もちろんこの場合の到着時のセキュリティチェックも確かなし。(少なくともミュンヘンとコペンハーゲンでの乗り継ぎでセキュリティチェックはなかったと記憶してます)これ非常に便利だなーと思っていました。

ボーディング時のセキュリティチェックにすればこれと同じことになるんですよね、チャンギって。到着エリアと出発エリアが同じで、だからチャンギの場合この制限エリアのことをトランジットエリアと呼んでいるんですね。正確には制限エリアではないのかも。でも出国済ですし、出国後エリアになるのかな!?
普通トランジットは到着したら再度パスポート&航空券チェックとセキュリティチェックを経て制限エリアに出ますがこの工程がないんですね、チャンギ。荷物検査だけはやらないといけませんからボーディング時にそれを行えば、到着・出発エリアを同じにできるって合理的な考え。しかもスカイトレインで簡単に制限エリアでのターミナル移動ができ、ターミナル間での航空券などのチェックもなし。さすがはシンガポール、トランジット天国です。

乗り継ぎ先の航空券も制限エリア内のトランスファー・ラウンジで発券できるんですね。MCT(Minimum Connecting Time:最小乗り継ぎ時間)という単語も初めて知りました。またスーツケースなど預け荷物も大手航空会社間であればトランジットできるんですね。これ何気に凄すぎです。もちろん、荷物を預ける際にどこまで行くかどこでピックアップするか確認しないと怖いですが、こちらのサイトによりますと不慣れなGSだと拒否られることがあるそうです。
今回、上海⇒チャンギが中国東方航空、チャンギ⇒バンコクまでがLCCのTigerAirでしたので一旦入国しスーツケースをピックアップしましたが、これがシンガポール航空やマレーシア航空とかにしておけば、わざわざ入国してスーツケースをピックアップせずともバンコクまで流れてくれたんですね。こちらのサイトを見ますとLCCでもJetstarはOKでAirAsiaはNGとからしい。

またチャンギHPサイトにアーリーチェックインができる航空会社一覧が載っています。もちろんLCCも含まれています。
トランジットにしろいかに長時間快適にチャンギを利用してもらうかというコンセプトが明確に表れていますね!

プライオリティパスホルダーでもあるので、今回は11時間前にアーリーチェックインし、ラウンジを5件もはしご(笑)して全て無料、完全にチャンギファンになってしまいました。