アナログ停波が差し迫り液晶テレビがバカ売れしていた4年前、レグザ 42ZS1 を家電量販店ポイント(P26%)&エコポイント(11,000点)などで実質\5.5万円で購入。1年前あたりから液晶パネルに漏水跡のような灰色の縦筋のシミが3~4本が入るようになり、背景が白だと余計に目立つようになりました。
買い替えも視野に入れていたのですが、まずは5年長期保証期間内ですし残り1年を切ったのでダメ元で修理依頼してみることにしました。
すると液晶パネルの在庫がすでにないとのことで、なんと最新モデル(2015/02発売)のレグザ 43J10 との新品交換となり画面が1インチサイズアップしてしまいました(笑)ラッキー!もちろん5年保証適用で無償交換。ただ以後の保証は現行通り残りの1年弱、東芝側は3カ月のみとのこと。すでに元は取ってますので故障までの使い切りですね。またお約束ですが、本体交換ですので42ZS1でUSB録画した番組はすべて消えます。
液晶テレビの購入歴は以下の通り。
42ZS1の2011年頃まではチューナーの数や録画機能などハードウェアがポイントでしたが、ここ4年で額縁幅が縮小しソフトウェア回りがかなり拡充されました。
43J10は現在、4Kではないノーマルレグザの中では最新モデル(2K)のようですが、4年前の42ZS1と比較でのファーストインプレッションは以下の通り。
- 縦横全額縁幅が2cm程度になり、見た目の大きさは4年前の37インチで43インチ。
- TVスタンドが非常に小さくシンプル(ショボぃ)になり、画面下スピーカー部分がなくなったためその分10cmほどパネルの座高が低くなった。
- そのスピーカーは本体下に下向きに付いているので、音は悪くなった。そのせいでリモコンに「クリア音声」ボタンがある。(たぶんイコライジングされてるだけ)
- チューナー搭載数は地デジx3/BSx2/CSx2チューナーで変更なし。
- B-CASカードのサイズがmini B-CASではなく通常B-CASなのでそのまま使用可能。東芝はJ10から通常サイズに戻った模様。
- B-CASカードが赤1枚・青1枚だったのが、赤1枚で済むようになった。
- 消費電力が208Wから2/3の135Wに減った。これは非常に大きいです。
- ダブルウィンドウ(2画面表示)がなくなった(涙)。
- 無線LANで接続できる。
- レグザAppsコネクトやクラウド、スマホ・タブレットとの連携などネットワークを含めたソフトが充実(後述NG多し)。
- 電源ONやチャンネル切替は42ZS1と同等かむしろ遅く感じる。ただ待たされる感はなし。
- 2015年12月にはレグザリンク・ダビングもサポート予定。
特に「レグザAppsコネクト」は非常に興味があります。アナログのRD(HDDレコ)シリーズの頃から東芝は「ネットdeモニター」等のネットワーク機能は充実していたのですが、デジタル化に伴いしばらく劣化していたものの、DTCP-IPを機に盛り返してきています。
海外渡航では度々Slingboxによる日本のTV/録画視聴を常用している身にとってREGZAのリモート視聴はリプレース候補のひとつなのですが、スマホやタブレットからTV視聴できる「RZライブ」、録画視聴ができる「RZプレイヤー」アプリは東芝製スマホ・タブレットでなければ使えないようです。しかも「RZライブ」は配信機能が必要なDBR系のHDDレコ/サーバのみなのですね。
同様にWindowsではこれまたDynabook以外にはインストール不可な「RZスイート express(RZライブ express + RZプレイヤー express + RZポーター express)」になるようですが、J10は対応機種対象外。ちなみにこのRZスイート expressは、CyberlinkのSoftDMAのOEMっぽいですね。
結局、2KレグザはZ8がフラグシップでJ10は廃価版の位置付けのようです。
いかんせんJ10に対応していないアプリが多過ぎです。せめて旧J8, J7が対応している機能はサポートして欲しいものですが、使用するには配信元・配信先とも東芝x東芝でなければならず、東芝でガチガチすぎて困ったもんです。これならHDDレコが選べて視聴端末を選ばないSlingboxのほうがよいかなと。
パナのPanasonic Media Access/TV RemoteなどはAndroid4.0/iOS 5.0.1以上の記載だけで特別に機種縛りはないんですよね。しかも無料ですし。スマホ・タブレットからのリモート視聴という観点ではビエラ圧勝のような気がします。
あとは別途汎用的なDLNAやDTCP-IP対応ソフト(SoftDMA/DiXiM)で人柱するしかないようです。REGZAでリモート視聴するなら、素直にDBR系のHDDレコ/サーバ/4KレグザとDynabookや東芝製端末を買ってね!ってことですね。
またJ10はファンレスですが、今の4Kレグザってファン搭載なのですね。静音&発熱の観点からファンはない越したことはないので、4Kはファンなしまで待ちかなと。それにしても4Kって相当CPU食いなのですかね。熱処理がシュリンクしていないのか、ソフト側が重いのか、2KのZ8もファン搭載ですのでおそらく現状は後者のような気がしますね。
スマートTVでは、Netflixにいち早く対応しましたが、アメリカではNetflixが普及したからリモコンにボタンが追加されたのですが、東芝は逆ですね。スマートTVも日本でどこまで普及するか未知数です。地デジ/BSなど全チャンネルがオンデマンド視聴ができるスマートTVが出てくれば日本でもかなり普及する可能性があるとは思うのですが、いまはTV各社バラバラで番組も限定的ですしね。全チャンネル・オンデマンドという点では中国国内で日本の地デジ/BSが観れオンデマンド機能もある謎?のSTBってある意味、最強かもしれません(ただ回線が細いためか画質はSDレベル)。
長期的に見ればスマートTVへの移行は自然な流れだとは思っていますが、TVがいわばネットワークルータのようなIoTサーバのようになっていくのかもしれません。そのうちルータはTVに統合されなくなってしまうのかもしれません。またその逆でルータにSTB機能が統合されていくのかもしれません。いずれにしてもTVxITの統合ですね。