ハリルホジッチ新監督の初陣はスタメンを見てビックリしましたが、終わってみれば公約通り、勝ちにこだわった采配で勝利。
世界標準の最低ラインで、次々と日本代表の問題点が浮き彫りになっています。
- 寄せが甘い
- 球際の厳しさ(が足りない)
- 簡単にマークを外す
どれも基本的なことばかりなのですが、あと一歩、半歩、30cmが世界基準ではまだまだ足りないということですね。実際こういう点を指摘した指導者は今までいたのでしょうか?非常に新鮮に映るのは私だけでしょうか?昔は出来ていたことのような気もするのですが(汗)
野球で言えば、捕球時の体の向きとか、グラブの向きとか、カバーリングとか、リードとか本当に基本中の基本なのかなと。野球なら尻バット込みで(笑)徹底的に高校までに叩きこまれる基本かなと(笑)今は尻バットNG!?(汗)
そういった基本という意味では、先日の宇佐美のシュートがポストに嫌われたシーン、しっかり詰めておくべきですね。
ほんの少しのところの差なのでしょうが、そこが世界との差、最終的には大きな差になってくる。ブラジルW杯、アジアカップ、開幕前までは技術&結果とも全く見劣りしないレベルだったのですが、いざ本番ではそういったところが、致命傷になるということでしょうね。基本を当たり前に体が無意識に反応するレベル、20年前より技術レベルは確実上がったように思うのですが、やはりメンタルも含めこういった基本的なところなのでしょうね。なにかスッキリした感じです。どんなに上手かろうが、実績あろうが、この泥臭い基本が劣って(怠けて)いたら容赦なく切る、これが一番欠けていることなのでしょうね。そして平等と競争。全くその通りで、チャンスは平等に与え競争を促すハリルホジッチ監督、言うことないですね。
強烈なリーダーシップとトップダウンですが、コミュニケーションはアギーレ監督以上のような感じですしね。非常に大切なことだと思います。信頼関係を築く上でも非常に重要なことですね。
ノムさんの口癖、「配球には理由がある(配球の意図を答えられる)」と言っておられますが、ハリルホジッチ監督はデータ中心主義から導き出されるすべての施策(戦術)に明確な意図(理由)があるように思います。先日のトラッキングの記事でも書いていますが、私もデータ分析は大好物です。ただデータから導き出す戦術は指揮官それぞれですよね。
「あのパスなぜそこに出したんだ?」と問われたら出し手は明確に答えられるようにしてほしい。パス出しの意図にこだわってほしい。逆にそのパスいる?無駄じゃないって言われないように。パスひとつ取っても意味のあるパスであるように、ということですね。
ハリルホジッチ監督の口癖は「準備」。明確な分析があるからこそ的確な準備ができるということですね。
個人的には「カウンター」を意図的に成功させて欲しい。久しく日本代表のカウンターなんて観てないような気がします。
これは素人のたわ言ですが、欧州リーグを見ていますとカウンターって、センターライン前後で出し手が非常に重要だと思うんですよね。受け手はオフサイドなど考えずひたすらスペースに全力で走る、そこへオフサイドラインを見ながら出し手が”スペース”にパスする。もしオフサイドになったらそれは受け手が悪いのではなく、出し手が悪いのではないかと。下手に受け手の足元にパスするからカウンターにならない。玄人からしたらそんなの当たり前なのかもしれませんが、実際それが出来ていないんですよね!
この際だから、ハリルホジッチ監督に「サッカー協会」も大ナタ振るって改革して欲しいものです。無駄がいっぱいありそうですしね!
先日の試合、サポーターvsファン論争が勃発していましたが、黄色いファンであろうが、お金を払って現地で応援しているのですから、TV画面キャプって文句言ってるやつよりかはマシかと。そういうファンも含めて大きくなることが肝要なのかなと。
そういえば、南アのデンマーク戦、ラステンバーグのスタジアム入口に加藤ローサがいて思わず1枚パチリしようかと思ったのですが、そこはアイドル撮りにこんなところまで来たんじゃねーとか勝手に思って硬派サポーターを装いましたが、今思えばあの時1枚撮っておけばよかった!(爆)顔が本当にちっちゃかった!(汗)