Jリーグが開幕しましたね。ふと試合結果を見るとトラッキングシステムのデータが掲載されているではありませんか。トラッキングシステムは今年から導入とのことですが、むしろ遅いぐらいですよね。このトラッキングシステムはすでにイングランド、ドイツ、スペインなど欧州の主要リーグで採用されています。昨年のブラジルワールドカップでも現地から随時チェックできました。
日頃、メンタル論ばかりボヤいてる筆者ですが、実はデータや科学的観点からスポーツを眺めるのは大好きです。
- 選手走行距離
- 選手加速度
- チーム総走行距離
- 走行スピード
- 移動エリア
- ボールの動き
- 審判の動き
- 選手間の距離
- 平均ポジション
- 状況別走行距離
- 時間別走行距離
- 状況別ポジショニング
- ピッチ全体の俯瞰映像
- 選手走行距離
- 選手スプリント回数(24km以上)
- 選手出場時間
- 走行スピード(LIVEのみ)
- ヒートマップ(LIVEのみ)
- パススピード
- パス距離
- パス精度
欧州と比較できるのならおそらくパススピードはかなりの違いがあるのではないかと思いますね。蹴る、止めるといった基本レベルでまだまだというところをデータで確認してみたい欲求が(大汗)野球では投球の変化量や打球角度の自動取得が可能なぐらいですからこの程度は楽勝のような気がします。中長距離のパス精度もかなりの違いがありそうですね。また開幕から物議をかもしている審判の動きなども見てみたいものです。
このトラッキングデータってXML,JSONやCSVで提供してくれないんですかね。最悪PDFでも構わないのですが。
実際、LIVEトラッキング対象だった名古屋v松本山雅で見るとなんとデータ表がPNG画像でした。これは二次利用させないという意図がアリアリ!?
手動入力で頑張ればできないこともないですが、時間とマンパワーが必要で非効率ですね。必要なら有償でってことですかね!FIFAですらPDFで全公開しているのですから、その程度は無償公開してほしいものです。
実際、公開されている範囲でデータベース化までをマイルストーンとして組むとなると、OCR噛ませてって手もありだとは思いますがかなりの手間ですね。このくらいは公開しているのですから画像ではなく、せめてHTMLやPDFで欲しいものですが、ランキングのほうはHTML化しているようですので、二次利用云々というより、むしろグラフ化などのコスト的要因なんでしょうかね。確かにデータバーなどいかにもEXCEL使ってますってデザインでひょっとしてこの Tracking Data Report も手動で作成なのか!? なことはないと思いますが、もし手動での作成だとしたらご苦労様です、っていうよりアナログすぎて萎えてしまいますね。