三菱東京UFJ銀行の新着ニュースでは平成24年5月12日(土)21時でMicrosoft Moneyへの明細ダウンロードサービスが終了し、OFX形式のファイルがダウンロードできなくなりました。
その代わり、CSVでのダウンロードに切り替わったのですが、Microsoft Moneyを使っているユーザは不意打ちを打たれたようです。
かくゆう私も例も漏れず、その代替手段を探し辿り着いたのがFeliCa2Money。これを経由し取り込むのが一般的かと。5/20ぐらいまでは”摘要”と”摘要内容”が逆に取り込まれていましたが、5/26付の変換ルールでそれも解消されているようです。作者様、ご苦労様&感謝です。
クラウド化に突き進む昨今、三菱東京UFJの方針も分からなくもないのですが、例えばWebからのOFXのダウンロードサービスは終了するが、csv2ofxなりのコンバータは別途用意するなどの緩やかな移行、もう少しユーザ目線に立った対応をして欲しかったです。ひと手間かけてもMS-Moneyを使いますか?それともEco通帳にしますか?ぐらいの余裕、または自信があってもいいのでは?と思ってます。選択するのはユーザなのですから。
すでに10年前とは比較にならないほど迷惑を被るオンラインユーザを抱えているのですからね。サポート終了製品をいきなりバッサリってゆうのは。。。どこかのお役所と思考回路が同じです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、OFX終了とともに開始した三菱東京UFJのクラウドサービス?Eco通帳。まあオンライン通帳にしましょってだけなんですが、これに申し込みしますとCSVのフォーマットに余計な列(“メモ”,”未資金化区分”,”入払区分”)が追加されてきます。
これが原因でFeliCa2Moneyで取り込みますと「明細が一件もありません」というエラーになってしまいます。つまり列(カラム)数が3つ増えてしまいフォーマットが違うので一件もないってエラーになってしまうんですね。
これを解消するには別途変換ルールを追加してあげれば幸せになれます。元々FeliCa2Moneyには拡張機能がついていて、XMLファイルを追加するだけで独自変換ルールを作成できます。この設計はすばらしい。いわばCSVならなんでもOFXにできるってことですかね!
最新のFeliCa2Money定義ファイルでは「三菱東京UFJ銀行(Eco通帳未使用)」「三菱東京UFJ銀行(Eco通帳)」がサポートされ標準で選択できますので、以下を行う必要はありません。(2013/05/19)
- 以下の内容でXMLファイルを作成します。名前はなんでも可。ここではUserCsvRules.xmlとし、ファイルエンコーディングはUTF-8で保存します。
・UserCsvRules.xml
エンコーディングの意味が不明な方は以下にZIPファイルを用意しましたので、UserCsvRules.zipをダウンロードし解凍しますとUserCsvRules.xmlが現れます。こちらはすでにUTF-8になっていますので、そのままご使用ください。(2013/05/01追記)
・UserCsvRules.zip<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <CsvRules> <Version>120601.1</Version> <Rule> <Ident>MitsubishiTokyoUFJEco</Ident> <Name>三菱東京UFJ銀行(Eco通帳)</Name> <BankId>0005</BankId> <FirstLine>"日付","摘要","摘要内容","支払い金額","預かり金額","差引残高","メモ","未資金化区分","入払区分"</FirstLine> <Format>Date,Memo,Desc,Outgo,Income,Balance,Dummy,Dummy,Dummy</Format> <Order>Ascent</Order> </Rule> </CsvRules>
- 作成したUserCsvRules.xmlファイルを以下のフォルダ配下に置きます。隠しフォルダになっています。
- Windows XP の場合
C:\Documents and Settings\username\Local Settings\Application Data\tmurakam.org\FeliCa2Money
- Window Vista/7 の場合
C\Users\username\AppData\Local\tmurakam.org\FeliCa2Money
- Windows XP の場合
- FeliCa2Moneyを起動し、CSV取り込みから「CSV資産選択」画面で「口座追加」を押下します。「金融機関/CSV変換定義の一覧」の最下段に「三菱東京UFJ銀行(Eco通帳)」が現れているはずですので選択し追加します。
あとはcsv2ofx変換するだけです。
今後、CSVのフォーマットが変更された際は、その都度変換ルールを変更する必要がありますね。
フォーマットをコロコロ変える側にも問題がありなのですが。サービスしているのですからIF仕様書ぐらい出してね!
貴記事のお蔭でEco通帳に変更した口座をダウンロード出来るようになりました。
xmlファイルの作成法を知らなかったためにしばらくの間苦労しましたが、結果的に成功致しました。ありがとうございます。10数年Moneyを使ってきたので急にCSVに変わって当惑していましたが、FeliCa2Moneyを見つけて難を凌ぐことができました。しかしEco通帳に切り換えた途端にまた問題にぶつかり、失望しておりました。
インターネット上でEco通帳を解約しようとしましたが出来ないので銀行へ電話したら通帳を届出印と身分証を持って銀行へ来いと言われ、あまりに顧客無視な姿勢なので腹がたちました。しかしお蔭さまでその必要がなくなりました。
数年前に貸金庫の使用料を突然大幅に値上げした時も大変立腹し、高校時代の同級生で三菱東京UFJの重役をしている(いた?)人物に文句を言ったら彼も知らない間にそう決まってしまったと言っていました(本当かどうかわかりませんが)。
数か月まえに銀行の建屋が移動し、そのために長年利用してきた貸金個の場所も移動しましたが駐車場がなくなってしまいました。これも顧客無視です。あまり勝手なことばかりするので先ほどの重役に文句を言おうかとも思いましたが、クレーマー扱いの人物になってしまう(既になっているかも)のでやめておきました。
ありがとうございました。
お役に立てたようで何よりです。xmlファイルは上記UserCsvRules.xmlのリンクを右クリックして「対象をファイルに保存(A)」でダウンロードできます。
またUserCsvRules.zipファイルも用意しましたのでダウンロード後解凍頂きご使用ください。
ただ「カ-ド」の引き出し項目だけはCSVの”摘要”列に記載されているため、MS-Moneyでは以前とは違う表示になってしまいます。私は取り込み前にCSVファイルを編集し「カード」行だけ”摘要”→”摘要内容”に移動して取り込んでます。
まあそこまでしなくても金額は正しく取り込まれますので問題はないのですが、”摘要内容”に「カード」と記載して欲しいですね、三菱東京UFJさん。
役に立ちました!
ありがとうございます。感謝です!!
こちらこそ、ご連絡ありがとうございます。お役に立てたようでなによりです。
はじめまして。10年近くマイクロソフトマネーを使用しており、三菱東京UFJがマネー非対応になった後もFeriCa2Moneyを使ってしのいできました。ところが先日ECO通帳にかえたとたんにFeriCa2Moneyが使えなくなって困っていたところ、こちらのサイトを見つけました。大変助かりました。
下記フォルダを見つけられず、少し苦労しましたが、AppDataは隠しフォルダだったのですね。C\Users\username\AppData\Local\tmurakam.org\FeliCa2Money
以下のサイトで表示してフォルダ表示できました。ただ、UserCsvRules.xmlを置いただけではうまくいかず、結局元々あったCsvRules.xmlの三菱東京UFJの部分を書き換えました。
いずれにせよ、ECO通帳を戻すことなく使えるようになり、感謝しています。
「以下のサイト」を入れ忘れていたので、追記します。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1207docset2usr/docset2usr.html
お役に立てたようで何よりです。
ちなみにUserCsvRules.xmlのファイルエンコーディングはUTF-8で保存されましたでしょうか?UTF-8で保存しないとFeliCa2Moneyで取り込む際に「定義ファイルエラー」となります。
こちらのUserCsvRules.zipファイルを解凍したUserCsvRules.xmlはすでにUTF-8で作成してありますのでそのまま置けば私の環境では問題ありませんでした。FeliCa2Moneyのバージョンは3.1.1及び3.3.0で確認済です。