コートジボワール戦の敗戦で、サポーターはこの一戦の勝利にかける想いがみな同じ。
16:00 気合を入れてホテルを出発。割高でしたが、わざわざスタジアムまでおよそ2kmほどの歩いて行ける宿をチョイスしてましたので、徒歩でスタジアムへ向かいます。とにかく日本のユニフォームを着ていますと、本当に多くのブラジル人から声を掛けられます。クラクションを鳴らしてくれる車は数知れず、途中のガソリンスタンドでは記念撮影。
またスタジアム近くで記念撮影したブラジル人家族なんでもジョアン・ペソアからわざわざ来られたそうで、これまた記念撮影とハチマキ配布。この作業が板に着いてきた感じすらします。
とにかく日本人にはフレンドリー過ぎるぐらいフレンドリーです。私はウェルカムですが、人見知りやシャイな方は気おくれしそうなぐらいです。後ほどまた想いを綴りたいですが、フレンドリーさひとつを取っても地理的に真裏にあるブラジル。すでに一週間こちらにいますと、外見(体裁)を気にしすぎる、些細なことばかりに目が行く、日本の国民性と相反するところがあるんじゃないかと思います。ある意味寛容さもまた大切な気がします。人間不信、日本の人づきあいに疲れた方は個人的にブラジル観光をお勧めしたいですね。
そうこうしているうちに15分ほどでスタジアムに到着。レシフェもそうでしたが、やはり日本人が南アフリカとは比べ物にならないくらいに多いです。おそらく現地駐在の方が半分以上いらっしゃるかと思いますが、今日のほうが圧倒的にホームの感じがします。気合を入れてハチマキ約80本配布完了!
これは私のポリシーですが、現地駐在だろうが日本人には配らない。なぜかって日本を応援するのは明らかなので。たまたま日本人に見えるお子さんの親が子供のためにハチマキくださいって言ってきたのですが、「日本人には配布しません」って言うと、日本人ではないというので一枚配布しましたが、まあ駐在の子供の記念で言ってきた親の気持ちもわかりますが、そしたらそれなりに情報集めて準備しなよって!こちらは遊び(ディズニーランド的に)で配布してるんじゃないんです。自腹切ってるので、配布するボーダーも決定権も俺次第。できるだけブラジル人の子供連れの家族を狙って配布しました。20年後も日本のファンでありますように!
試合内容はご覧の通りですが、確かにコートジボワール戦よりは走れていましたが、なにか体が重い感じがまだします。スタッツを見ても全然走れてないですよね。完全に調整失敗としか思えません。こちらに来ますとレシフェにしろ、ナタウにしろ不快指数が日本とスケールが違うぐらい蒸し暑かったり、日差しがきつかったりします。本当にイトゥでよかったのか疑問ですね。とにかくボールウォッチャーで走れないことには日本サッカーができないわけで戦術以前の問題ですね。「心」があってもそれを支える「体」がなければ力は出ないですね。「心」もいまいち感じられないんですよね、ここ二戦とも。
試合後、敗戦したかのようにピッチに座り(倒れ)込む選手。これがワールドカップの試合なのかっていうぐらい走れない、体調が悪すぎな気がします。メンタルも上がらない。
第3戦はメンタルも含め、前半で壊れてもいいぐらい突っ込んで入ってもよい気がします。ザンビア(ザンビア戦の日本ではなくザンビアね)なみに。要するに思いっきり上げないとキレが出てこないってこと。野球でいえば3回以降に体のキレが出てピッチングが良くなるのと同じ。
帰りもブラジル人サポの流れに乗り、徒歩でホテルへ。途中これまたビール片手のよっぱらいに絡まれ(いい意味で)記念撮影。ハチマキが一層目を引くのか、次々に声を掛けられます。
21:30 MIDWAYショッピングセンターへ到着し、2Fのフードコートへ。串焼きをつまみに購入したかったのですが、あいにく20:00でオーダーストップしてしまったとこのこと。そこへ厨房からロナウド似の若い男性店員が出てきて「これ食べたいんだろッ!」って生の串焼きを厨房から持ってきて私に見せます。「わかったよ!今日は特別にお前だけにこれから焼いてやる」って、「何本欲しいんだっ」て言うので3本と言うとマジで焼いてくれました。あまりにうれしかったので巻いていたハチマキをプレゼント。ここでも記念撮影。女性スタッフとも記念撮影。まあこんなに記念撮影が多い国もないですね!
22:00 無事ホテル帰還。徒歩でも特に問題なかったです。もちろん警戒は怠っていませんが。
ナタルは予想以上に開けていて、高層ビルが連なり都会な感じがします。特にサルバドールから移動してきたので余計にかもしれません。日程がタイトであまりナタルを楽しむことはできませんでしたが、ここはイタリア系が多い都市でもあるそうで、美人が多い気がします。MIDWAYを散歩してても「オーっ」って子がかなり。サルバドールが黒人系が多かったのでなおさらかもしれませんが。
明日は12時ギリギリまで粘ってチェックアウト後、今回初めての空港泊で第三戦の地、クイアバへ向かいます。