カテゴリー別アーカイブ: PC

PC全般

PC-BL350EW6B

NECのネットブックLaVie Light、PC-BL350EW6Bですが、ジャンク扱いで1.6万円と結構お安く仕入れられました。
早速動作確認のため、Windows7を入れ一通りチェックしましたが無問題でした。でもメモリ1GBは結構厳しいので、後日メモリ交換をしようと思います。ついでにSSDを導入してみようかと思ってます。
第一印象は小さくて軽い。N570もZ520の頃に比べれば十分使えるレベルになってきました。なかなかよいです。個人(身体)的には1.2kg前後に壁があると思ってます。これにはあくまで個人差があるとは思うのですがこの機種は1.06kg。純粋に軽く感じます。Webカメラがないせいか液晶ベゼルも細いです。
インナーケースもBuffaloコクヨのBSUMC01BKにぴッたり入ります。このBSUMC01BKに収まる10.1ネットブックはかなり限られると思います。

追記:
リカバリイメージがない状態で入手したため、Windows7SP1をクリーンインストールしたのですが、VGA(GMA3150)、USBDuetはデバイスが見つからないため、NECサイトに行きCW/DW等の旧機種ドライバを適当に入れてやるとデバイスマネージャがスッキリします。
あとタッチパッドのドライバのNX PADは必須ですね。これがないと小型機ゆえキーボード入力中にパッドに無意識に触れてしまいカーソルがぶっ飛びます。マウスを使用している場合はOFFになるよう設定されますのでよさげです。
BL350EW001 BL350EW002

メモリ交換 [SAMSUNG MV-3T2G4 2GB]

この機種は裏面やキーボード下部等にメモリ交換用のスロットがありません。メモリ交換するには基板を丸ごと外し基板底面にアクセスしなければなりません。
メモリはATOMの制約から片面4個の計8個のDDR3メモリでなければ認識しないようですので、今回はSAMSUNGのMV-3T2G4で行くことにしました。

  1. 本体裏面の赤丸のネジをすべて外します。バッテリは予め外しておきます。
    BL350EW003
  2. 外したネジ穴に楊枝などを入れキーボードを浮かしタッチパッド側から液晶側へ少し引くと外れます。
    BL350EW004
  3. キーボードのフレキケーブルをZIFコネクタから外します。
    BL350EW005
  4. キーボードを外し、次に表面の赤丸のネジをすべて外し、タッチパッドのフレキケーブルもZIFコネクタから外します。
    BL350EW006 BL350EW007
  5. 上蓋を液晶側からゆっくり両サイドに向かって浮かしながら外します。
    BL350EW008 BL350EW009 BL350EW010 BL350EW011
  6. 基板表の赤丸のネジや赤囲みのコネクタを確認します。
    BL350EW012
  7. 絶縁テープ下のスピーカコネクタを外します。
    BL350EW013
  8. 無線LANモジュールを外します。
    BL350EW014
  9. 液晶コネクタを外し、固定ネジも外します。
    BL350EW015 BL350EW017
  10. これで裏蓋と基板が外れます。
    BL350EW018
  11. 基板裏面にメモリスロットがありますので交換します。
    BL350EW019 BL350EW020

    ついでに空冷ファンが少々うるさかったため、グリスをちょこっと塗ったらまあまあ静かになりました。ATOMなんですからファンは使用してほしくないというのが本音ですね。Z670待ちですかね。

    SSD換装 [PLEXTOR PX-128M2S 128GB]

    SSDにも交換してみました。交換したのはPLEXTOR PX-128M2S 128GBです。
    SATA-3Gbpsですとまあこんなもんなんですかね。Writeが遅いような気がします。
    Windows7が20秒程度で起動します。
    BL350EW021 BL350EW022

Buffalo LS-VL SSHログイン化②

先日のBuffalo LS-VL SSHログイン化ですと作業の無駄が多いのでもっと簡単に出来るようにしてみました。acp_commander.jarのお世話になるやり方に変更はありません。firmware Ver.1.52, Ver.1.54, Ver.1.56にて確認済です。この施策による責任は一切負いません。あくまで自己責任でお願い致します。

  1. sshlogin.sh
    sshlogin.zipをダウンロードし、解凍して出来た以下のsshlogin.shをLS-VLのshareフォルダへ転送します。中身はなんてことはない、rootパスワードを潰し、sshd_configを書き換えてるだけです。前回やったのと基本的には同じで、2つの処理を1ファイルにまとめただけです。

    • sshlogin.sh
    #!/bin/sh
    . /etc/profile
     
    # /etc/shadow
    perl -i.org -pe 's/root:[^:]*?:/root::/' /etc/shadow
     
    # /etc/sshd_config
    perl -i.org -pe 's/#PermitRootLogin yes/PermitRootLogin yes/; s/PermitRootLogin no/#PermitRootLogin no/; s/#PasswordAuthentication yes/PasswordAuthentication yes/; s/#PermitEmptyPasswords no/#PermitEmptyPasswords no\nPermitEmptyPasswords yes/' /etc/sshd_config
    
  2. acp_commander.jar
    次にNAS-Centralに行きacp_commander.jarを拾ってきます。コマンドプロンプトにてacp_commnader.jarからsshlogin.shを実行します。
    acp_commnader.jarは同一ネットワークセグメントからしか実行できません。jar実行にはJava(JREでOK)が必要です。Javaへのパスが通ったコマンドプロンプトから以下のように実行します。
    [cc lang=”dos” theme=”blackboard”] > java -jar acp_commander.jar -t -pw -s
    [/cc] acp_commnader.jarの「-s」オプションはワンライナーの実行しかできません。「/root>」プロンプトで1回だけコマンドを実行できます。複数回行う場合は、その都度接続します。また1行210文字の制限もあります。
    LS-VLのIPアドレスが192.168.0.11とすると以下のようになります。-pwはWeb画面のadminパスワードです。

    > java -jar acp_commander.jar -t 192.168.0.11 -pw xxxxxxxx -s
    ACP_commander out of the nas-central.org (linkstationwiki.net) project.
    Used to send ACP-commands to Buffalo linkstation(R) LS-PRO.
    ………………….
    Enter telnet commands to LS, enter ‘exit’ to leave
    /root> /mnt/disk1/share/sshlogin.sh
  3. sshdリロード
    > java -jar acp_commander.jar -t 192.168.0.11 -pw xxxxxxxx -s
    /root> kill -HUP `cat /var/run/sshd.pid `

    sshのリロードまたはLS-VLを再起動しますと、rootユーザでパスワードは空でログインができるはずです。あとはなんでもできますので、sshd_configの「PermitEmptyPasswords no」にしたり、rootに新パスワードを設定しておきます。

ファームウェアを更新しますとsshd_configが元に戻ってしまうようですのでファーム更新の度に上記を実行します。

また、このままですとrootユーザによるsftpはPAMにより蹴られてしまいますのでrootユーザでsftpもしたい場合は以下のように/etc/ftpusersのrootをコメントしておきます。PAMの設定元は/etc/pam.d/sshdです。

  • /etc/ftpusers
    # vi /etc/ftpusers
    
    #root
    bin
    deamon
    sys
    adm
    sync
    shutdown
    halt
    operator
    nobody
    

Buffalo WHR-G301N 特定サイトが異常に遅い

この前のネットワーク経路通り、Buffalo AirStation WHR-G301N を導入し、このルータにPPPoEをやらせ、DynDNSのDDNS自動更新も正常に動作したのですが、なぜかYahoo!オークション(ヤフオク)や楽天サイト表示だけが異常に遅い。20秒程度ダンマリ後、表示はされるのですが画像がほぼ全滅。しかもログインしている時だけこの症状が出る。Yahoo!トップなどは全く問題なく表示されます。
ググりますと、ウイルスセキュリティZEROまたはセキュリティソフトが原因という回答が多かったのですが、我が家ではウイルスセキュリティZEROは使用していないですし、セキュリティソフトを一時OFFにしても症状は全く改善されず。IE8,Firefoxどちらとも同じ症状が出ます。別のWindowsXPでも同様の症状。ヤフオク、楽天だけに、このルータなにかやってんじゃ?と疑いたくなってしまう(汗)
しかもルータを元に戻す(PPPoEを別ルータにやらせる)とこの症状は全く出ません。

ログインした場合としない場合での違いはクッキーが書き換わるぐらいしか思いつかないのですが、これがなぜWHR-G301Nで影響が出るのか全く不明です。ブラウザのキャッシュクリアなど、いろいろな条件で試行錯誤した結果、Windows7では症状が出ないことがわかりました。WindowsXPとWindows7との違いといえば、MTUやRWINの違いぐらいしか思いつかない。

まあまずはやってみようということで、NetTuneを試したのですが改善されず。次にNet Speed Acceleratorを試しました。我が家はRV-230SEですのでVDSLです。FTTH①から順に設定&再起動で試していき、ADSL8MのMTU=1454の標準?の設定になったところで、なんとヤフオクが速攻表示され直ってしまいました。というか直りました。予想的中だったわけですが、まさかって感じです。NetTuneは設定の仕方が悪かっただけかもしれませんが、Net Speed Acceleratorのほうが基本設定を勝手にしてくれますし、MTU値だけが原因だけではない気もします(もっと詳しく調査すればわかるとは思いますが)。
WHR-G301Nは2台もあるので捨てなくてよかったと(笑)これでDDNSもやってくれますしVPNも問題なく接続でき、なかなかよいルータになりました。

WHR-G301Nと特定サイトとWindowsXP、レアな症状ではあると思いますが、同様の症状が出た場合は試してみる価値ありです。

後日、さらに詳しい調査をしました。結局、WHR-G301Nが原因ではありませんでした。WHR-G301Nにぶら下がっているNECのBR1500Hという骨董品ルータが原因でした。BR1500Hをもう一つ予備のWHR-G301Nに置き換えたところ、MTU値が1454でなくとも問題なく表示されました。またいまさらですが、NetTuneでも問題なく設定できました。設定項目についてはやはりMTU値により挙動が変わり、これが原因と思われます。
ADSL時代の骨董品ルータなだけにMTU=1454なのかなーと。これも設定次第でなんとかなるのかもしれませんが、すでに交換済ですのであしからず(汗)
ネットワーク経路を変更し、特定サイトのみ異常に遅い場合はMTU値を疑ってみるのもよいかもしれません。

[cc] [AsahiNet] —– [RV-230SE] —– [WHR-G301N(PPPoE)] —– [BR1500H(DHCP)] —– [PC] ↓
[AsahiNet] —– [RV-230SE] —– [WHR-G301N(PPPoE)] —– [WHR-G301N(DHCP)] —– [PC] [/cc]

Buffalo LS-VL SSHログイン化

もっと簡単にできる方法を追加しました。やってることは同じなんですが。。。


Slingboxなどのリモート接続用に今まで自宅のネット回線には固定IPの1セッションともう1セッションの2セッションをAsahiネットにて確保していたのですが、震災をきっかけに節電対策でSlingbox等を停止。あわせて固定IP&1セッションも解約。いわば一般的な回線契約に戻しました。
そのおかげで固定IP\800円+1セッション\735円=\1,535円/月もお安くなったわけですが、海外渡航でのSlingboxは必須?なので、今回の渡航前、無料DynamicDNSサイトのDynDNSで取り急ぎドメインを発行。すでに固定IPではないわけですので一定時間毎にDynamicDNS側へ自IPを更新する必要があるわけですが、渡航時は時間がなくとりあえずネットブック(Dell Inspiron mini10)を引っ張り出してきてDynDNS更新ソフトをインストして常時電源ONで旅立ったわけです。今後のためにもDynamicDNS更新できるものを用意しておこうかということでBuffalo LS-V2.0Lを購入してきました。なんでNASかといえばあれなんですが(汗)題目のようなことができ遊べますし、Webファイルストレージとしても使用できるのでまあ一石二鳥かなと。以前は自鯖も飼っていたのですが、2年前にすべてレンタルサーバへ移行。これからは消費電力の少ないサーバ、つまりNASでしょう!(笑)このLS-VLシリーズのスペックなら結構遊べるサーバになると思うのですが。。。

BuffaloのルータでDynDNS更新という手もあるのですが、これですとルータはPPPoE接続しないとグローバルIPがわからないはずで、うちではRV-230SEにPPPoEとDMZをさせ、PCとは別ルータで挟んでセグメントを別けておきたいのでNG。
[cc] [AsahiNet] —– [RV-230SE] –+– [Router] —– [PC] +– [LS-VL(静的IPマスカレード)] +– [Slingbox(静的IPマスカレード)] [/cc] LS-XLの時はhddrootfs.img本体にトラップを仕掛けファーム更新でrootハックしていたのですが、効率が悪すぎですので今回はacp_commander.jarのお世話になりました。こちらのほうが数百倍簡単です(笑)

まずはLS-VLにログインできないとなにも始まらないですので、SSHログイン化してみます。

  1. freerootpw.sh
    NAS-Centralに行きrootパスワードを潰すfreerootpw.shとacp_commander.jarを拾ってきます。freerootpw.shはそのままLS-VLのshareフォルダへ転送します。中身はなんてことはない以下のようなコマンドっす。まあ他にもやり方はありそうですが。。。

    • freerootpw.sh
    #!/bin/sh
    . /etc/profile
    mv /etc/shadow /etc/shadow.org
    cat /etc/shadow.org | perl -pe 's/root:[^:]*?:/root::/' > /etc/shadow
    chmod 644 /etc/shadow
    
  2. sshd_config
    次にBuffaloでfirmwareを拾ってきて解凍します。途中hddrootfs.imgのパスワードを聞かれたりしますが適宜入力(パスはNAS-Centralにあります)解凍を繰り返し/etc/sshd_configを抜き出します。で、以下の設定変更をしこれまたLS-VLのshareフォルダへ転送します。

    • sshd_config
    PermitRootLogin yes
    PasswordAuthentication yes
    PermitEmptyPasswords yes
    
  3. acp_commander.jar
    最後にacp_commnader.jarから下記2ファイルをコマンド操作します。

    • freerootpw.sh を実行。
    • sshd_config を/etc/sshd_config に上書きコピー

    acp_commnader.jarの「-s」オプションはワンライナーの実行しかできません。「/root>」プロンプトで1回コマンド実行できる感じです。

    • acp_commnader.jar
    [cc theme=”blackboard”] java -jar acp_commander.jar -t -ip -pw -s
    [/cc]

再起動しますと、rootユーザでパスワードは空でログインができるはずです。あとはなんでもできますので、sshd_configの「PermitEmptyPasswords no」にしたり、rootに新パスワードを設定しておきます。

とまあ、上記経路図を書いていたら、やっぱりBuffaloのルータでPPPoEやらせたほうがよい気がしてきました。それはVPNです。中国ではあれがこれで有名サイトにアクセスできない。VPNすれば問題ないのでやっぱり以下に変更しようかと思ってます。RV-230SEはPPPoEブリッジ、もしくはVDSLユニットからルータユニットを通さず直接Buffaloルータへ。幸いBuffaloルータは複数台在庫があるので問題ないかと。DynamicDNSもBuffaloルータに任せようかと、いうことでLS-VLにddclientを入れる必要がなくなりそうです。
ルータ1台の消費電力は増えてしまいますが。。。
[cc] [AsahiNet] —– [RV-230SE] —– [WHR-G301N] –+– [Router] —– [PC] +– [LS-VL(静的IPマスカレード)] +– [Slingbox(静的IPマスカレード)] [/cc]